横丁再宴イベント大変たのしゅうございました。
スペースに来てくださったかた、本を手に取ってくださったかた、どうもありがとうございました。
色々お話もできて、参加して本当によかった。
お手紙大事にします。何度も読んで励ましていただいてます。
さて、毎度イベントでは舞い上がり過ぎてオツムの調子がおかしくなる私ですが、今回ひどかった。
サークル参加者のお買い物時間に友だちにお買い物を頼んで私はスペに残っていましたが、いらした方が
「新刊ください」
とおっしゃって
「はい、700円です!」
と元気よくお返事してそのかたに700円渡そうとしてしまった。
値段を間違えないように気をつけるあまり、行動の方がおろそかになったわけですな。
なじみのサークルさんだったので笑い話ですんでよかった。
あのまま続けていたら大赤字になるところであった。
朝イチでそんなことがあったのでかなり気をつけていましたが、その後も色々…色々ありました。
スペで突っ立ったまま堂々とバナナ剥いて食べてたら隠れて食べなさいと怒られたりとかね。
それでも、売り子に来てくれたガツや友人たちのおかげでなんとか無事にイベント閉会を迎えることができました。
感謝。
自スペを片付けて、撤収です。
朝の会場設営は不参加だったので、せめて撤収作業だけはとお手伝いしました。
みんな机をヨイショと一人で持っていたから
「オデだってフィットボクシング北斗の拳で鍛えてるもんね!」
と続こうとしたんですが、引きずることしかできなさそうであきらめて、誰かが来てくれるのを待って二人で持ちました。
年齢を感じた。
それから村樫さんとペアで仲良くお片付けをしましたが失敗続きで、それをなんとかしようとしてもうまくいかずお互いあわあわしながら向かい合ってゆっくり反復横飛びしてるだけでらちがあかないため
「助けてくれえ」
と二人で友達を呼びに行ったら即解決しました。
混ぜちゃいけないのは洗剤だけでなくヒトにも当てはまるんですね。
勉強になりました。
そしておまちかねの屋形船アフター!生涯最初でたぶん最後の屋形船乗船!しかも貸し切り100人以上で乗船前の並びが修学旅行!
いやもうすごかったです。
もちろん屋形船ツアー自体がゴージャスなんですけど、主催関係者様方の大盤振る舞いがすさまじい。
席につくとまずノベルティのステッカーとアクリルスタンド。そして卓上プレートもすべてカカイル作家さん達がこのために手掛けた作品。
アクスタはカンサイさんの 手作り なんですって!手作り!100人以上分!!
アクスタ作成するキットで、ちゃんとそれぞれのパーツが台にきちんと立てられるように慎重に作成したんですって!
なんだそれ。
人間にそんなことできるのかい!?ええ?
高額のお賃金(手数料)をもらってください!
喜んで払いますから!
楽しい会食が始まり、私は昼間の数々のミスを払拭すべく、何かできることはないかウズウズしていました。
なんたってほれ、同卓のかたがたに
「あら、みうりんさんたらなかなかやるじゃない」
と思って欲しいじゃないですか。
あわよくば
「…好き…」
と思っていただきたいじゃないですかせっかく縁あって同じテーブルになれたんですから!
それなら普通に楽しくお話をして魅力をアピールして好きになってもらうべきではと思うかもしれませんが、それがさっぱりできないから遠回りの手段に出るしかないんですよ!
わかってないな、もう!
手始めに、ガツが屋形船のトイレにいっている間に、ガツの分の刺し身用の醤油を注いでおきました。
普段料理の取り分けをするとやたら時間がかかる上にこぼしがちの私ですが、これくらいはできるのだ。
戻ったガツに
「お醤油入れといたからね」
とニッコリ恩着せ宣言したら
「これ天つゆの器!」
と怒られました。
間違えた。
しかもドボドボ注いだ。
更に証拠の写真を撮られてLINEで友だちに言いつけられた。
さて宴もたけなわとなり、ネネさん画素敵カカイルプレートつきイルカ先生誕生日記念豪華ケーキの入場です。すごい拍手。
ケーキを運ぶカンサイさんを見ながら、私が運んだ場合を想像しました。
たぶん出てきた瞬間にヤバイ空気になる。
よりによってなんであいつに運ばせる的な。絶対何かやらかす的な。
私の人となりを知ってるかたは凍りつき、その異様な雰囲気で知らないかたもざわ…となり。
そして後代まで語り継がれる伝説となる。
……「むか~しむかし、ある一大ジャンルがあってな、四半世紀近く経っても参加サークル100を優に超える個人オンリー&貸切屋形船アフターが開催されるほど人気での。
そこで披露されるはずの特大ケーキを、全員の前でブックリ返して台無しにしたサークル主がおってな……その名を…み」
ギャーやめて!
おそろしい!
絶対嫌だ。
よかったやらなくて。そもそも頼まれてないけど。
その後希望者が一人々々順番にケーキの写真を撮る間、ケーキを乗せたテーブルが波で若干揺れるためカンサイさんや他のかたがテーブル下にしゃがみこんでテーブルの足を支え続けていました。
私は「お役に立てるチャンスかも」とひらめいて、途中からその役を替わりました。
これがとーっても楽しいお手伝いでした。
頭の上から、ケーキを至近距離で見て大喜びしながら写真を撮る皆さんの歓声が聞こえてくるんですよ。
「かわいい!」「うわっすごい!」「イルカ先生おめでとう!」って。
みんなみんな本っ当に幸せそう。
それに眼の前に皆さんの足が見えるため、時々カカイル靴下やカカシ靴下を履いてるかたがいて、それも楽しかった。
私は片付けの際もみんながゴミを捨てる間荷物番を完璧にやりおおせたし、こうやってじっとして何かを守るの得意かも!
「不退転の覚悟で望む荷物番」。
私の天職はこれだ。
海の家の荷物番が必要な際はぜひ私をご用命くださいフハハハ。
主催さまのご好意で酔い止めもらったから船酔いしなかったし、イベントもアフターも、細かいご配慮のおかげで最良の一日になりました。
本当にありがとうございました。
みたび目の木の葉横丁開催を強く望みますが、主催のぞにさん協賛のミハルさんはじめスタッフのかたがたの時間と手間と努力と才能の上に成り立つことがこの私にもよ~くわかったので、無理は言えません。
それでも
「またいつか【カカイルオンリーイベント木の葉横丁】に参加できますように」
と願いながら生きていこうと思います。
おしまい
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